• バスに揺られて駅へ向かう途中、スマホをふと見るとえきねっとからのメールが。

    > ただいま一部の新幹線でダイヤ乱れ(遅れや運転見合せ等)が発生しています

    ……あらら。これから乗るはずの、あさま号。本庄早稲田の母のところへ向かう朝に、のっけから予定が狂います。

    さて、どうしたものか。新幹線は1時間に1本。バスの中で、ひとまず乗り換え検索とにらめっこ。早く家を出たのが功を奏して新幹線にこだわらず在来線でのんびり行っても、どうやら約束の時間には間に合いそう。遅延のおかげかキャンセル手数料もかかりません。

    それなら、と在来線の旅に切り替えることにしました。

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    在来線に揺られて

    乗り込んだのは、在来線のグリーン車。せっかくだから、と二階席に腰を下ろします。普通車で長時間はおしりが四角くなってしまいますので、ふかふかの座席にゆったりと。お金はかかりますがおしり大事なので。

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    各駅停車は、景色をちゃんと見せてくれます。新幹線なら一瞬で通り過ぎてしまう町が、ひと駅ひと駅、ゆっくり流れていく。急がない時間って、こういうものでしたっけ。

    思わず二度見した、駅の看板

    上尾駅で、ふと窓の外を見て、ぎょっとしました。

    ホームの看板に、泥まみれの男の人たちがびっしり。「平方どろいんきょ祭」と書いてあります。なんでも、泥の中で神輿をもみくちゃにする勇壮なお祭りらしいのですが……インパクトがすごい。降りていったお客さんの中にも、看板を二度見している人がちらほらいて、ちょっとおかしくなりました。

    ちなみに発車サイン音が駅によって違うんです。何のメロディーかは有識者におまかせしますw

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    新幹線は、とりあえず動いていました

    熊谷のあたりで、高架の上を新幹線が走っていくのが見えました。私の乗るはずだった路線以外は通常運転でしたので。でもまあ、こうしてのんびり眺める側になったのも一興、ということで。

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    車窓は、一面の畑

    都心から大宮を通りすぎ本庄の駅が近づくにつれ高層ビルから戸建てへと景色を変え、やがて田畑が増えてきます。麦やとうもろこし、野菜が見えてきました。このあたりは二毛作が盛んな土地で、春から初夏にかけて麦の収穫が終わると稲作が始まります。教科書では知っていた言葉がこの地域ではしっかりと人々の生活の源となっていますね。

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    本庄駅に到着

    電車が着くと、ホームの外には施設の最寄りへ向かうバスが、ちょうど待っていてくれました。乗り継ぎがぴたりとはまると、それだけで嬉しいです。

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    バス停から、てくてく

    バスを降りて、施設まではすこし歩きます。ただ、この道がなかなかの「車優先」。場所によっては歩道らしい歩道はなく、白線の外側のわずかな隙間を選んで歩きます。地方あるあるですね。

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    おわりに

    新幹線が遅れて、思いがけず始まった在来線の旅。

    予定は狂ったけれど、グリーン車でのんびりしたり、ぎょっとするお祭りの看板に出会ったり、二毛作の畑を眺めたり。急がなかったからこそ見えたものが、いくつもありました。

    たまには、こんな寄り道も悪くないですね。